いろいろありました13

 結局、私は希望した大学にって入る事が出来ずに浪人する事になった。

高校の卒業式の時に「自分には行くところがないのか」と考えるとむなしかった。

今度こそ中学の時の二の舞にはならないと思っていただけに「また同じ結果か」と落ち込んでしまい卒業式どころではなかった。

考えて見えると、高校に行ってから勉強を本格的に始めたので、それで大学に行こうと考えるのが虫が良すぎたというのもある。

「まあ、仕方がない、小学校から勉強してきた人を高校の3年間で追い抜こうと考えるのは無理だった」とも思った。

別の高校に行っていた中学の同級生が自分の第一希望の大学に合格したのもショックだった。

「今度こそこの人には負けない」として勉強したのに、「やはりどんなに頑張っても頭がいい人にはかなわないのか、一生この人を追い越せないのだろうか」とも考えた。

中学の時に男子で一番成績が良かった人は、慶応大学に入れたという事だった。

自分とその人は全く違う、どんなに頑張ってもどうにもならない分厚い壁がある様な気がした。

予備校が始まるまでの間が長く、むなしい時間だった。

誰もが思う事だが予備校に行った人は、現役の人よりはいい大学に行きたいと思うし、かなりいい所に行かれると考えている。

しかし、現役の時よりはるかにいい大学に行かれる人は少数だ。

予備校のパンフレットには成績が伸びた人を載せるので、そのような人が多いような気がするだけで、ほとんどの人が現役の時に受けてダメだったとことに行かれるか少しいい所には入れるぐらいだ。

下関にはそんなにいい高校がないから浪人するのが当たり前になっているが、現役の時に入れる大学に行く方がいい。

何事も後になって分かる事が多いが、浪人をしてもしなくてもその人の能力が変わる訳ではないのだから就職先はそんなに変わらない。

せっかく国立大学に行かれるのにもっといい所に行きたいからと浪人するのはもったいない。

何より経済的に問題があるだろう。

予備校の入学金は50万だった。

誰かが「なんで50万もかかるのか、親に頭が上がらんわ」と言った事を覚えている。

東大進学コースなどに入る事が出来た人の授業料は免除されたりする制度もあった。

と言う事は、私の様に出来の悪い人は頭のいい人の授業料を払わされているという事になる。

しかも、下関から予備校に行く人はいい高校に行った人ばかりで、私を含めて私と同じ高校から予備校に行った人は肩身が狭かったと思う。

「お前らが浪人しても何になる」と言う雰囲気を感じた。

 

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