おひとりさまの遺言

1、遺言は必要か

 近年では生涯結婚せず独身で過ごす方や結婚はしたが子供がいないという方も増えてきています。

この様ないわゆる「おひとりさま」には遺言が必要なのでしょうか。

この場合の相続人は亡くなった方の親がなります。

親がすでにいない時には兄弟姉妹。兄弟姉妹もいなければその子供である甥姪がなる事になります。

おひとりさまが亡くなる時には、親や兄弟はすでに亡くなっているという事もあるので甥姪が相続人となる事が多いです。

甥姪もいないもいないという場合は相続人がいないという事になります。

この場合はおひとりさまの身の回りのお世話などをしていた方が家庭裁判所に申し立てを行い認められるとその方に財産が渡りますが認められなければ最終的に国のものになります。

申し立てる方がいるとは限りませんし、全ての財産がその方のものになるとも限りません。

おひとり様こそ遺言をしておくことが大切なのです。

2、遺言するには・・

そこで特定の甥姪やお世話になった方、病院や施設、団体等に寄付をしたいという時には遺言をしておくことをお勧めします。

「ならば自分で作成してみよう」と言う方もいらっしゃると思います。

しかし、全文を自分で作成する「自筆証書遺言」は書式の誤りがあったり必要事項の不備で無効になる事もあります。

また作成後の保管場所を考える必要があります。

あまり簡単に見つかる場所もよくないですが、かといって誰もわからないようでは意味がありません。

せっかく作成したのに見つけてもらえないという心配があるのです。

また内容を書き換えられたり破棄される可能性もあります。

「エンディングノート」と言う方法もありますが、あくまでも意思表示をするためのものなので法的効果はありません。

書いた通りのことを行ってもらえるかどうか分からないという事になります。

この様なことがなく確実に遺言内容を実行するには公証人が作成する「公正証書遺言」で遺言をしておく方がいいと思います。

手間と費用が掛かりますが、改ざんや破棄される事がなく確実に遺言内容を実行することが出来ます。

「でも自分がいなくなった後のことを本当にしてもらえるの」と言う不安を持っている方もいると思います。

その場合は遺言で遺言執行者を指名しておく事をお勧めします。

「どうもよくわからない」と言う方は専門家にも相談してみてください。

3、最後に

「俺は天涯孤独だ」と言っていた方がよく探してみると親族がいたという事もあります。

まずはよく調査してみましょう。

そして「周りの人に迷惑をかけたくない」「自分の財産のことは自分で決めたい」という方は早めに遺言をすることを考えてみてください。

 

 

 

 

 

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