そう言われても

 新聞を読んでいてある記事に目が留まった。血液の癌で余命一年と診断された男性の話だった。

それによると男性は経営していた会社をたたみ、取引先にあいさつを済ませ遺言書を書き、財産も子供等に分けた。

それから5年が経ち男性は通院しているものの元気だと言う。

診断した病院に問い合わせた所、「抗がん剤等の治療の効果があったのでしょう」と言う様な答えだった。

「元気でいる事は喜ばしいが、財産もなくこの先どうしていけばいいのか」と途方に暮れていると書いてあった。

この事に対する専門家のアドバイスは、「財産を処分する前にセカンドオピニオン等第三者の意見を聞いたり、患者自身も医者任せにせず知識をつけなければいけない」と言う事だった。

第三者の意見を聞くべきだったと言うのは分かるとしても、医者に分からないものが一般の人が勉強して分かる様になるのか。

この専門家の方の言う通りなら何のために病院に行くのか、「そう言われても」と思わざる得ない。

どの様な仕事もプロである以上結果に責任を持つべきで、この男性に落ち度が有るかの様な意見は責任転嫁している様に感じる。

人によって病気の症状は様々なのだろう。だから医者もミスをするのだろうが、分からない時は自分一人で判断せずに、医者も他のベテランの方等に話を聞くべきだろう。

「自分がこの男性の立場だったら」と考えると何とも言えない気持ちになる話だ。

私自身もこの様な事がない様に、「仕事をする上での戒めとしなければ」と思った。

 

 

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