エジソンに勝った男

 1800年代後半から1900年代前半にかけて活躍した発明家にニコラ・テスラという人物がいます。

優れた頭脳と多くの発明で現代にも多大な影響を残しています。

ニコラ・テスラの発明として有名なものに電動モーターやラジオ、リモコン、X線(レントゲン)の発生装置などがあります。

この中でも一番有名な発明が交流電流です。

エジソンが発明したのは直流電流で、車のバッテリーや電池は直流電流です。

電気の流れがいつも同じ方向なのを直流と言います。

これに対して交流とは一定の周期で電圧や電流の大きさがプラスとマイナスを繰り返す電流です。

代表的なものに家庭用のコンセントがあります。

1882年にエジソンは世界で初めて発電所をロンドンに作り、この時の発電は交流ではなく直流でした。

この当時はまだ家電製品などはなく電気を使うのは電灯や電球でした。

この直流電流には電圧を簡単に上げ下げできないという欠点がありました。

これにより発電所から近い家の明かりは明るく、遠くなるほど暗くなりました。

家庭用の明かりとして使えたのは発電所から2キロぐらいの家庭までだったと言われています。

どの家庭にも同じような明かりを届けようとすると町中に発電所を作らないといけない事になります。

これに対してニコラ・テスラの発明した交流電流は変圧器を使い簡単に電圧の大きさを変えることが出来ました。

ニコラ・テスラはエジソンの会社に勤めていましたが、直流電流に異を唱えて給料未払いのまま解雇されています。

その後二コラ・テスラは会社を立ち上げ交流電流の優位性をアピールします。

このエジソンとの対立を「電流戦争」と言い、コスト面と安全性に優れていた交流電流を支持した二コラ・テスラが勝利しています。

それがエジソンに勝った唯一の男と評される所以です。

エジソンの発明で世界中に明かりが灯り人々の暮らしを劇的に変えたとされていますが、エジソンの発明だけでは家庭用の明かりが今のようになるのに数十年から百年以上遅れただろうといわれています。

ではなぜエジソンの方が有名なのか、それは二コラ・テスラの言動や行動にあります。

天才には変人が多いという例にもれず二コラ・テスラもかなりの変人で、「宇宙人と交信している」「地球を割って見せる」と言う様な発言をたびたびしていました。

それに加え人工地震発生装置や建物を破壊するための装置を開発し、実際に破壊したこともあるようです。

このため二コラ・テスラは、マッド・サイエンティスト(狂気の科学者)と言われ日本ではオカルトチックに紹介される事もあります。

しかし、私たちの生活はニコラ・テスラの発明があったからこそ成り立っていると言えます。

 

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