グレーゾーン

 グレーゾーンと聞くと私などは、グレーゾーン金利→闇金と考え、「お世話になる事が無い様にしないと」と思いますが、そのグレーゾーンではなく人間の中間層の話です。

調べてみるとどっちつかずの曖昧な領域や判断が分かれるものと言う意味となっています。

ニュースのアンケート等を見ていると賛成と反対の他に分からない、どちらでもないと言う答えがかなりいる事が多いです。

外国だけでなく日本でも最近は白黒はっきりつけたがりますが、そのどちらでもなく態度をはっきりしない人たちが一定数いると言う事です。

このいわゆるグレーゾーンの人達に注目し、総理大臣に上り詰めたのが田中角栄です。

44歳で大蔵大臣になった田中角栄は総理大臣になる事を考え始めます。

しかし、田中角栄には強力なライバル福田赳夫がいました。

当時の状況から言えば福田赳夫の方が数的に圧倒的に有利だと思われていました。

ですが、敵でも味方でもない中間派の存在を嗅ぎつけた田中角栄は中間派の説得、切り崩しを始め総理の座を射止めます。

世にいう「角福戦争」です。

福田赳夫は「天の声にもたまには変な声がある」と言って悔しがったと言われています。

「田中角栄の事だからどうせ金にものを言わせたのだろう」と考えがちですが、それだけではなく政治理念や人間的魅力にひかれたのではないでしょうか。

「この人なら今の日本を変えてくれる」そう信じた人が多かったと言う事になるでしょう。

田中角栄は「味方を増やす」のではなく、「敵を減らす」ことに意味があると言う事が福田赳夫よりよくわかっていたと言えるでしょう。

「物事は白黒はっきりつけられるほど単純な事ばかりではない、白と黒の間に灰色がある。どちらでもない。真理は中間にある」と言うのが田中角栄の言葉です。

官僚による汚職・腐敗政治に嫌気がさしていた世の中の空気を敏感に感じ取って総理になった。

私たちの日常でも同じような事が言えるのではないでしょうか。

会社の中でも本当に仲が良くてどんなときにも味方になってくれる人もいれば、どうもそりが合わないと言う人もいる。

しかし、ほとんどの人がそのどちらでもないグレーゾーンの人達です。

もし今の会社で出世していきたい、集団の中で影響力を持ちたいと思うならこの中間層の人達を攻略する事が大切なのではないでしょうか。

「政治は数の力」と言いますが、それはどこの会社・集団でも同じで数の多い方の意見が通ります。

AともBとも分けられないグレーゾーンの世界がある。

この人たちをどう味方につけるかが成功のカギだと言えるのでしょう。

 

 

 

 

 

無料相談ご予約・お問い合わせ

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー