ビデオは遺言になるか

1、遺言書以外で遺言を作成出来るか

 遺言と言えは公正証書遺言、自筆証書遺言など用紙に記載して作成する事になりますが他の方法はないのかとも考えます。

「遺言書を作成しなくても、ビデオに被相続人が遺言内容を話して録画すればいいんじゃない、その方が簡単だし」と思う方もいるのではないでしょうか。

確かに被相続人が遺言内容を話している訳ですから相続人も納得しやすいような気もします。

遺言書の様に改ざんされたり誰かに言われて仕方なく遺言をしたという心配もないのかもしれません。

誰かに言われて録画しているとしたらそれが表情に出るでしょうから相続人の方たちは分かるのではないかとも思います。

ビデオはほとんどの家庭にもあるでしょうから新たに何かを購入する必要もなく遺言内容を被相続人が考えて話すだけなので経済的にも助かる様な感じもします。

しかし、遺言は相続人に大きな影響を及ぼすのでその作成方法が厳しく法律で定められており、法律の方式に従わない遺言は無効となります。

2、遺言とはなりませんが

結論から言えばビデオなどで録画された遺言は法的な効力はない、つまり遺言に含まれないという事になります。

ビデオに限らずスマートフォンで録画したものやCDなどの音声を録音したものも遺言とはなりません。

現在の法律では遺言は紙に記載されているものである必要があるという事になります。

「そうなんだ知らなかったけど、せっかく録画したし相続人もみんな被相続人の遺産分けの内容に反対する人はいないけどなあ、それでもダメなの」と言う事もあるかもしれません。

遺言として法的な効力はありませんが、相続人全員が納得しているのであればビデオで被相続人が話している財産分け方法でも問題ありません。

ただし、この場合ものちのトラブルを防ぐ為に遺産分割協議書を作成しておくべきです。

法律的な効力がないままでは、相続人間だけの口約束と同じ状態で何も証明するものがないからです。

3、遺言書を書く場合でも

全文を自書する自筆証書遺言を作成する場合は、紙とペンがあればいつでも書くことが出来ます。

作成する際の証人なども必要ありません。

記載する紙の制限などもなくノートでもチラシも裏でもコピー用紙でも法律的に無効になる事はありません。

私が聞いた限りではカーボン紙で作成した方がいました。

実際問題としては役所や金融機関でコピーを取る事があるかもしれないなどの事を考えるとA4かB5の紙に記載する方が好ましいと思いますし、通常は遺言をして何年も置いておく事になるでしょうから耐久性のあるものを選ぶといいと思います。

記載するペンについても特に制限はありません。

ボールペンでもマジックでも万年筆でもいいのですが、鉛筆などの簡単に消すことが出来るものは避けるべきでしょう。

内容を改ざんされたり記載してある数字を変えられたりする危険があります。

最近では書店に遺言書キットが置かれています。

ご自分で作成する場合は、この様なものを活用するのもいいかもしれません。

 

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