何年も前からセカンドオピニオンと言う事が言われている。
現在かかっている病院から「進行性の癌です余命いくばくもありません。月単位で考えて下さい」と言われても、何年も生きている人もいる。
医者にその事を尋ねると、「抗がん剤の効果があったのでょう」とか、「えーっ、そうだったんですか」と軽く答える医者もいるそうだ。
当たり前だが、医者は人の死に慣れている。自分が誤診をしてもこちらが考えるほど大したこととは思っていないのだろう。
「医者は人を何人か殺して一人前になる」と聞いたことがある。
嫌な言葉だが、どんな仕事でも初めから優秀な人はそうはいない。
失敗と経験を繰り返しながら成長していく。
私たちは、「医者は偉い、医者の言う事は絶対だ」と思っている。だから「あなたは癌です」と言われると人生が一変してしまうほどのショックを受ける。
しかしよく考えると、どんなに頭がいい人でも、どんなに人を見る目がある人でも常に正しい事を言っている人はまずいない。
テレビを見ていても、評論家等の「この人はすごい」と思っている人の言っている話が間違っている事は珍しくない。
人の見る目は100%絶対ではないと言う事だ。
「医者は偉い。この人の言う通りになる」と考えるのではなく、落胆せずに何か他の方法なり、手段を考えるべきなのかもしれない。