夫婦で共通の銀行口座にすべきか

1、共通か別々か

 結婚すると口座を別々にするのかそれとも共通にして開設するのかで話し合ったことがあるという方も多いと思います。

海外では共有名義の口座を作れるところも有るようですが、日本では夫婦で共有して使う口座を作りたいと思っても夫か妻のどちらかの名義で銀行口座を開設する事になります。

「結婚したのだからお金の流れは分かりやすくしておきたい」と考えるのも当然の心理です。

共通の口座にすることでお金を管理しやすくなりその結果として財産を増やしていけるとも考えられます。

しかし、共通の口座にしておくとその銀行が倒れた時には危ないので別々の口座、銀行にする方がいいとも聞きます。

この様な問題はそのご夫婦の考え方にもよるので一概に「こうした方がいい」とは言えないものがあります。

共通の口座にする場合のメリット・デメリットをここからは見ていきたいと思います。

今、どうするかを考えているという方は参考にしてみてください。

2、メリット

夫婦共通の口座にすることで収入と支出をひとまとめに出来るので、お金の流れが分かりやすいという事があります。

夫婦のどちらにも収入があって別々の口座にしており夫と妻が各自でお金を使っていると、どうしても管理をするのが難しくなりずさんになりがちです。

「でも、自分で使いたいお金とかお小遣いも必要でしょ」と言う方は、その分のお金をあらかじめ差し引いた分を夫婦の共通口座に入れるという方法もあります。

そして共通口座にすることで電気代やガス代などの各種料金の引き落としにも便利です。

夫婦で別々の口座にしているとどの料金が何日に引き落とされるのかが分かりにくくなります。

当然引き落とされる金額も違ってくるので不平不満が出てくるかもしれません。

共通の口座にする事で料金が何日に引き落とされるのかの管理をしやすくなり、残高不足になりそうな時にも一つの口座に入金しておけばいいので管理が楽です。

この様に生活費や各種支払いの口座をまとめておくことで個人のお金と家族で使うお金を分けて考えやすくなります。

目が行き届かないお金が無くなるので貯蓄もしやすくなるでしょう。

3、デメリット

共有の口座は大前提として夫婦仲がいい場合に行うものであるという事が言えます。

夫婦仲がよくない為に離婚した時には共通の口座を使っているケースではもめる事が考えられるからです。

夫か妻の名義の口座にしてあるので、その名義の方が口座のお金を全部もらいたいと言い出すこともあり得ます。

そして例えば夫の名義で共通の口座を開設していた場合、夫が亡くなると口座は凍結されるので一切の取引が出来なくなります。

妻は自分のお金を引き出すことが出来なくなるうえに生活費や葬儀代が必要な時でも様々な手続きを行う必要があります。

子供のいない夫婦の場合では夫の両親や兄弟姉妹が相続人となる事もあります。

夫名義にしていた口座のお金を「これだけは私の分です」と言っても理解してもらえないかもしれません。

つまり、夫が亡くなり妻と子供が相続人となるケース以外では相続時にもめる可能性があるという事になります。

夫婦どちらかの名義にしてあると名義人以外のお金が入っている時は、相続や贈与(自分の財産を無償で相手方に送るという意思表示に対して相手がこれを承諾することで成立する契約)の場面でトラブルになる事がありますので、夫婦仲がいいだけではなくお互いの両親や兄弟とも共通の口座にしている事の理解を得ておく事が大切です。

 

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