尊厳死宣言

1、尊厳死とは

 尊厳死とは回復の見込みのない患者さんに対しての延命措置を中止して人間としての尊厳を保ったままで死を迎えることを言います。

安楽死との違いですが、回復の見込みがなく苦痛の激しい末期の患者に対して本人の意思により薬物などを投与するなどして人為的に死を迎えさせるのが安楽死です。

自然な死を迎えるのが尊厳死で、人為的な死を迎えるのが安楽死です。

尊厳死が認められるのは、延命措置をしても死期を引き延ばすだけである場合とされています。

何年もの間、植物状態の寝たきりであるときは看病する家族も大変つらい思いをします。

最近の説では植物状態となっても本人は苦しんでいるのではないかともいわれており難しい問題となっています。

どなたでも「健康で長生きしたい」とお考えでしょうが、回復の見込みがないのに苦しむことになる事を望む方はいないのではないでしょうか。

よくテレビのインタビューで年配の方が「生きている間は元気で死ぬときはコロッと逝きたい」と話しているのを聞きますが、そうはならない事もあります。

この様に無理な延命はせずに自然な死を迎えたいという尊厳死を希望するときに作成するのが尊厳死宣言公正証書です。

2、尊厳死公正証書

尊厳死宣言公正証書とはまだ元気なうちに「回復の見込みがなく死期が迫ったら延命措置を止めてほしい」と公証人に宣言して公正証書として記録する事です。

私的な文章だと本当に本人の意思で作成されたものかどうか分からない為に延命治療を止めることが出来ないという事も起こるかもしれません。

公正証書だと公証人役場で公証人が作成するので私的な文章より信頼性が高まります。

遺言書には亡くなってからのことを記載し、生きている間のことは尊厳死宣言で記載する事になります。

これによりご家族の方も平穏な気持ちで最期を迎えることが出来ます。

尊厳死宣言公正証書の記載事項ですが、「現代の医学では治らない病であると診断され死期が迫っている場合には延命治療を行わないでください」と言う様な「尊厳死をしたい」という意思表明をします。

次に「私の父親が不治の病で苦しむのを見て尊厳死を考えるようになった」と言う様な「尊厳死をしたい理由」を記載します。

そして家族が同意している事を家族の名前・生年月日とともに記載します。

「尊厳死は私の希望であり医療関係者の方の責任を問う事がない様にお願いします」と言う医療関係者に対しての免責も忘れないでください。

そして「この宣言は私が元気な時に作成したもので、私が撤回しない限り効力は持続します」と言う「宣言の有効性」を記載します。

 

 

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