相続争いから解放されたい

1、トラブルから逃れたい

 被相続人が亡くなり相続が始まると、遺言書がある場合でもその取り分でもめてしまう事があります。

遺言書がない場合は、相続人同士の話し合いになりますので余計にもめる可能性があります。

遺産分割協議がまとまらずに時間がかかってしまうと相続人は疲弊してしまいます。

何とかこの様なもめごとに巻き込まれずに済む方法はないのかと思います。

この様な時に自分が相続できる法定相続分を誰かに譲渡することが出来ます。

これを「相続分の譲渡」と言います。

聞きなれない言葉ですが、相続人の地位そのものを譲渡する事で他の相続人の同意は必要ありません。

また有償でも無償でもよく、他の相続人だけでなく第三者に譲渡することも出来ます。

相続分の譲渡をする事で早く財産をもらえるかもしれません。

例えば、両親が亡くなり相続財産が自宅である不動産である場合で相続人が兄弟三人である時は3分の1ずつの法定相続分となります。

この時に「不動産は、分ける事が出来ないのでもめるかもしれない」と思うのであれば他の兄弟に自分の法定相続分を売り現金をもらう事でトラブルに巻き込まれることなく遺産分割から解放される事になります。

2、メリットとデメリット

相続分の譲渡をする事でトラブルに巻き込まれずに済むようになる他にも、遺産分割協議は相続人の全員参加が前提ですが遺産分割に参加するつもりがない相続人の法定相続分を他の相続人に譲渡する事で遺産分割協議を行いやすくなります。

相続人の人数が多い場合に譲渡をする事で人数を減らせる事にもなります。

相続人が多くいると、どうしても意見がまとまらないという事はよくある事なので譲渡する事で意見の対立を防ぐ事にもなります。

一方でデメリットもあります。

第三者に譲渡した場合には、その第三者が遺産分割協議に参加する事になります。

相続人だけでもまとまらないような遺産分割協議に第三者が入ってくるとなると、どうなるのか大体の想像がつくのではないでしょうか。

譲渡が行われてから1か月以内なら譲渡された相続分を金銭を支払う事で取り戻すことが出来ます。

取り戻された相続分は相続人全員のものとされます。

相続分の譲渡をする場合は相続人の間だけで行う様にして第三者の譲渡する事はあまりお勧めは出来ません。

そして相続分の譲渡は「相続分」を譲渡するだけで相続人である事に変わりはありません。

被相続人に借金などの負債がある時に債権者からの返済要求には応じないといけないという事になります。

3、口約束でもいいとされていますが・・

相続分の譲渡をする場合に口約束だけでもいいとされていますが、「相続分譲渡契約書」を作成しておくのが通常です。

譲渡する相続人と譲受人の名前・住所、被相続人の名前を書き誰の相続分を譲渡するのかなどを記載します。

他の相続人の同意は必要ないとされていますが、のちのトラブルを防ぐ為にも譲渡をする事を伝えておく様にします。

相続分譲渡契約書に記載漏れがあるとせっかくトラブルから解放される為に行った譲渡がもめる原因となる事もあります。

専門家にも相談してみましょう。

 

 

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