相続人の配偶者の口出し

1、相続人の配偶者

 よくある話として夫が亡くなり相続人はその配偶者と子供達で、遺産は自宅である不動産と預貯金。

自宅は配偶者が現在住んでいるので、そのまま配偶者が相続し預貯金を分ける事にしていた所で長男の嫁が「それでは夫(長男)の法定相続分を下回って不公平だ」と言ってきたという相談があります。

せっかくまとまりかけていた話が長男の嫁が横からいろいろと言ってくるので長男自身も嫁の味方になり時間だけが過ぎていくという事になります。

そもそもこの際の相続人は、亡くなった方の配偶者とその子供であり長男の嫁は相続人ではありません。

それでも口を出してくるのは長男側の家族との関係性が薄いという事があると思われます。

長男を含めた相続人間では長年の家族の関係性から「自宅は母親が相続すればいい、自分たちは預貯金を相続すれば問題ないよね」と考える事も多いと思います。

今、現在は母親が住んでいる訳ですし、いずれは自分たちのものになるのですから母親を自宅から追い出してまで相続する必要はないと考えるはずです。

しかし、長男の嫁はその様な関係性がない為に「法定相続分をもらって何が悪いのか」と主張する事になります。

そしてこの様な事を言ってくる場合は経済的な問題も抱えている事があります。

家計が厳しいからこそ遺産分割協議に口を出してくるという事になると、長男の嫁に「あなたは相続人じゃないでしょう」と言っても簡単には引き下がらず複雑な感情の問題になる事もあり得ます。

そうこうしている間に別の親戚などが登場して遺産分割の場を混乱させるという事態になってしまうケースもあります。

2、遺産分割をまとめるポイント

いつの世にも争いは尽きませんが、この様な場合に長男の嫁を入れずに遺産分割を進めようとする方も多いと思います。

しかし、長男が家に帰って報告すると「もっと自分の相続分をもらいたいと主張して」と言われて何度話あってもまとまらないという事にもなります。

いっそのこと長男の嫁を遺産分割に同席させるという手段もあるのではないでしょうか。

「同席させると余計にもめるのではないか」とも考えられますが長男から間接的に話を聞くだけでなく、遺産分割協議に参加してもらい腹を割って話し合う事も大切です。

その中に入って相続人が真剣に話をしているのに横から茶々を入れる事は話をまた聞きしている時よりはしにくくなるのではないでしょうか。

また、長男を母親がどんな思いをして育ててきたか長男が結婚した時にどんなに喜んだかを話すいい機会にもなります。

その家族の過去や全体を知る事で長男の嫁に分かってもらえるという事もあるかもしれません。

相続人間の関係性をきちんと説明し、納得してもらう事が相続争いを防ぐ事にもつながります。

 

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