科学は何が真実なのか

 今では誰でもが知っているビタミン。「ビタミンCが足りないから風邪をひく、もっとオレンジなどの柑橘類を食べなさい」などと言われたりした人もいると思います。

このビタミンを最初に発見したのは、鈴木梅太郎と言う人物です。

鈴木梅太郎は、明治7年4月7日に静岡に生まれ東京帝国大学名誉教授で文化勲章を受章している農芸化学者です。

「脚気」と言う病気があります。

ビタミンB1が不足することで発症する病気で疲れやすく、食欲不振、倦怠感などの症状が現れ、神経や心臓に関する症状が出ることもあります。

日本でも脚気を思わせる文献が多く古くはヤマトタケルの尊は足が腫れ、やがて強い疲労感に襲われて亡くなったと言われています。

その症状から脚気ではないのかとされています。

徳川家光、家茂も脚気で亡くなったと言われています。

明治になってからも相変わらず悩む人が多く、軍人の中でも患う人が多くいました。

盛んに研究が行われ、「欧米では脚気が少ないのに日本には多い、食事に原因があるのではないか」という事に英国から戻った海軍の軍医が気付きます。

航海中の食事を和食から洋食に切り替え肉類、牛乳、野菜を多くとるようにして白米を玄米に切り替えると脚気を訴える人は減っていきました。

これにより脚気の原因は栄養障害である可能性があるという事の検証を鈴木梅太郎が始めます。

鶏などのえさに白米を混ぜたものだけを与えると脚気の症状を起こし、玄米や米ぬかを混ぜると症状が出ないことを明らかにしました。

脚気はビタミンB1不足から起きるという事が世界で初めて分かった瞬間でした。

鈴木はドイツの学会でこの研究結果を発表しますが、当時の学会の常識として脚気は遺伝から起きるとされていました。

これにより鈴木の発表は無視され、翌年にポーランドのカシミール・フンクと言う人物が同じような発表を行い、ここで初めてビタミンと名づけられました。

学会のメンツに加え当時の情勢から「日本人にこのような発見をさせたくない」と言う理由もあったとされています。

ノーベル賞をもらえたかもしれない大発見だったと言ってもいいのではないでしょうか。

何の世界でもこの様なことはあるのかもしれませんが、科学の世界ではすごい発明をしているのに学会の権威が落ちるなどの理由で相手にされないという事があるようです。

昨日お話ししたSTAP細胞も本当に存在するかもしれないのに、そのようなものがあると困るから認めないという人達がいるのかもしれません。

 

 

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