財産目録作成

1、財産目録とは

 相続が始まるとまず相続人が誰なのかを調べると共に相続財産を把握する必要があります。

相続財産の正確な把握と評価なしに円滑な相続は望めません。

特に被相続人と一緒に生活をしている相続人とそれ以外の相続人とでは遺産に対しての情報量が全く違います。

当然一緒に住んでいる相続人に有利な様に被相続人と一緒になって「相続財産を渡さないつもりなのではないか」「他の相続人に隠している財産があるのではないか」と言う疑いを持つ方もいるかもしれません。

この様な情報量の差を埋める為や遺言作成の資料とする為にも財産の現状を知る為にも必要になるのが「財産目録」の作成です。

財産目録とは被相続人の預貯金や不動産、株券や生命保険などのプラスの財産と借入金などのマイナスの財産についてその内容を具体的に記載した一覧表です。

財産目録を被相続人の生前に作成する場合は、財産の現状を正確に知る事が出来るので遺言書の作成や相続対策の検討をする際に有効な資料となります。

相続が発生した後に作成する時は遺産分割の際の大切な資料となります。

記載漏れや評価額の相続人間の相違などがあると、せっかく財産目録を作成したことがかえって揉めてしまう原因ともなります。

慎重に作成してください。

いずれは相続をする事になるので財産目録を作成しておいた方がいいという事は分かっていても生前に自分の財産を一覧表にしている方は多くありません。

財産の状況は何年か経つと変化している事もあるので、それが財産目録の作成を躊躇させているという事もあるかもしれません。

しかし、被相続人の方が亡くなってからすぐに財産の話をするのは相続人の方達にとっては難しい事です。

他の相続人からは「人が亡くなっているのになんで財産の話をするんだ」と言う事になるかもしれません。

そして被相続人の方自身がご自分の財産の事を一番分かっています。

その方が財産目録を作成しておくことが無用な遺産争いを防ぐ事にもなるのです。

財産目録の作成自体はどなたが行っても問題ありませんので被相続人が作成していないという時は喪主をされた方や葬儀や相続を進める方が作成するのがいいかと思います。

2、作成のメリット

財産目録を作成するメリットとして財産の全体像を把握しやすくなるという事があります。

財産の内容は被相続人が一番分かっているはずですが、ご本人さえもその存在を忘れている連帯保証債務などもあるかもしれません。

ご家族の方が財産目録をみてその記憶から被相続人の記載漏れに気が付く事も期待できます。

また、財産の全体像を知る事でマイナスの財産がある時は相続放棄をする目安にもなります。

相続放棄の期間は原則として「自己のために相続が開始した事を知ってから3か月以内」なので借金などを相続したりすることのないように早めに財産の把握をする必要があります。

 

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