農地を相続したら

1、親から農地を相続した

 親が亡くなり遺産として農地を相続したという方もいると思います。

「農地の相続ってなんか難しそう」と思ったりしますが、その通りで農地を相続するのは宅地を相続するのとは違い注意点があります。

宅地などと何が同じで何が違うのかを知っておく事が大切です。

まず、他の財産と同じところとして被相続人が亡くなったら遺言書を残していないかを調べます。

公正証書遺言の場合は、公証人役場に問い合わせれば遺言の有無が分かります。

遺言書に農地の相続について記載してあれば、それに従い相続を進めます。

次に戸籍謄本を取り寄せ相続人を確定し相続財産の調査を行います。

遺言書がなく相続人が複数いる場合で遺産分割協議をしないのなら法定相続分で相続することも出来ます。

この場合は相続人全員で農地を共有する事になります。

そうでなければ相続人全員で遺産分割協議を行う事になります。

この際、遠方にいる方がいる時などは必ずしも集まる必要ななく電話や手紙などでもよいのですが、一人でも相続人が欠けると遺産分割協議は無効となりますので注意してください。

遺産分割による話し合いがまとまれば遺産分割協議書を作成します。

この遺産分割協書と必要書類とともに他の不動産と同じく農地所有者の名義を変更するための相続登記を行います。

そして農地を相続したら市町村の「農業委員会」に届け出を行う事になります。

届け出の期間が農地の権利を取得した事を知った時から10か月以内とされており届け出を怠ったり、虚偽の届け出をした場合には10万円以下の科料を課せられる事があります。

なぜ届け出が必要なのかと言う事ですが、耕作放棄地などが増えてしまっているという事があります。

届け出をしてもらう事で相続人が農業を行うつもりがない場合や遠方で農地を利用できない場合に希望者にあっせんする事で農地の利用促進をする為です。

2、不動産の分け方

不動産の分け方としてまず現物分割があります。

現物分割とは、相続財産を形や形状を変えずにそのまま相続する事で「土地は長男、預貯金は次男、三男は株式」と言った分け方です。

財産の現状のまま相続するので分かりやすく分配する際の計算なども必要ありません。

ただし、各財産の価格差が小さい時でないと相続人間の不公平感からもめる事もあり得ます。

次に代償分割と言う方法があります。

代償分割とは一人の相続人が不動産を相続して他の相続人に代償金を支払う遺産分割です。

特定の相続人が不動産を相続して代わりに代償金を支払うという公平さがこのやり方のメリットと言えます。

しかし、代償金を支払う方に資金がないと支払えないという事と不動産の評価額でお金を払う方ともらう方との間でトラブルになる事もあるかもしれません。

土地が遠方にあり相続人の誰もが相続したがらないという場合は、遺産をすべて現金化してから相続人に分割する換価分割と言う方法をとることも出来ます。

メリットとして分割しやすい現金にする事でトラブルになる可能性は少なくなります。

デメリットとしては相続人の希望通りの価格で売却出来るとは限らないですし時間も手数料もかかかるという事があります。

 

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