逃げてもいい

 どうも日本人は、我慢する事がいいと思う傾向がある。

私が子供の頃は、「一度始めた事は、うまくいかないからと言ってすぐにやめるな」とよく言われた。

言われた通りにして続けてみても、うまくいかない事はまず上達しなかった。

努力や、やる気が足りないからと自分でも思っていたが、そうではなくどう考えても物事には向き不向きがある。

結局、続けてみてもいい事はなく嫌な思いをするだけだった。

簡単にやめるなと言った大人は、我慢して続ければ上達する、いい事があると思っていた事になるが実際は違っていた。

又、「職を転々とする」と言って何度も仕事を辞める事も良しとしない。しかし、向いていない仕事を続けてみてもうまくいく日はまず来ないだろう。

向いていない事はやめて、次の職場を探すのも別に悪い事ではないと思う。

この様にすぐに諦めたり、やめたりする事を「あいつはやる気がない」「逃げた」と言ってまずよく言う人はいない。

だが果たしてそうだろうか、うまくいかない事を続けてもストレスになるだけだ。

日本人の三大疾患である癌は、精神的なものが大きく関係していると言われストレスも大きな原因だと考えられている。

うつ病になる人が多いのもストレスをため込んだからだろう。

親や教師、職場の上司等日本の指導者は我慢を美徳とする事を教えすぎるのではないか。

もう少し、うまくいかない時は「逃げてもいい」と教えるべきではないのか。

子供の頃に習い事をしていて上達せずにやめると、教えていた先生はまずやめた子供の事を良くは言わなかった。

それにつられて周りの大人や子供も同じ事を言っていたが、上手に出来ていたからと言って大人になってからも続けている人は何人いるだろうか。

大人になってやめたと言う事は出来ても出来なくてもどちらでもいいからで、うまくいかずにやめた子とさほど変わらない。

仕事を辞めてもその職場の人達は辞めた人をダメな人扱いするが、その職場は本当にそんなにいい所なのだろうか。

やめる事=逃げる事と教えられてきた為にやる気がないと思っているだけで、悪い事ではないと言う事に気が付いていないとも言えないか。

逃げる事は卑怯で負けた人のする事と言うイメージだが、自分の環境を変える事にもつながる。

何かを始める事よりやめる方がかなり疲れるし、周りからもいろいろ言われることも多い。

しかし、自分の人生だし周りの人に迷惑をかける事は誰にでもある。

少し休んで、また新しい事を始めてみる。

嫌な事が多くストレスにさいなまれている方は、人の言う事を気にせずに逃げてみる事も必要だ。

逃げる事で新しい環境が開け、新たな人間関係も築ける。

 

 

 

 

 

無料相談ご予約・お問い合わせ

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー