連絡をしても応じない相続人

1、話し合いが出来ない

 相続が始まり遺産分割協議をする場合に相続人が集まって話し合うのが一番良いのですが、遠方の方がいるなどの理由で集まる事が出来ないという事もあります。

その様なケースでは手紙や電話などで連絡を取る事になります。

法律に沿ってみんなで均等に分けようという事ならさほど問題ないのかもしれませんが、その前に連絡をしても応じない無視をしている相続人がいる時は厄介です。

時々「別にその相続人がいない事にして遺産分割協議をすればいいんじゃない」と言う方がいるのですが、遺産分割協議は相続人全員で行わないと無効です。

どうしても応じてもらえない場合は遺産分割調停などを裁判所に依頼する事になります。

しかし、相続財産がそれなりの金額でないと弁護士に依頼する報酬が負担になる事が考えられます。

調停にする事でかなりの時間もかかる上に、相続人の方たちの納得する結果になるとは限りません。

調停などを行ったために相続人同士の折り合いが悪くなるという事もあります。

「何とか調停などを行わずに連絡を取ることが出来ないか」と言う場合を考えてみたいと思います。

2、まずは冷静に話し合う

どうしても連絡に応じてくれない相手に対しては感情的になりがちです。

こちらが「争わないでください」と何度も説明して「分かりました」と言っているのに、いざ連絡を取ってみると「あの人は連絡しても無視するだけでなく相続の手続きや亡くなった方の事もしてこなかった」と言って我を忘れるほどに怒ると言う方がいます。

これでは何のためにこちらも連絡を取ったのか、「何度も争わないでくださいと言ったのになぁ」と思ってしまいます。

連絡を無視されたお気持ちはよくわかりますし、いろいろと言いたいこともあるでしょう。

ですが、「相続が始まっているのは分かっているでしょう、なぜ連絡に応じないの」と言ってしまっては相手も感情的になってしまいます。

一般的に見ても連絡を無視するという事は何か理由があるはずです。

被相続人から親が虐待されており話し合いに応じたくないという場合などです。

このような事は他の相続人に知らされておらず、連絡を無視している相続人だけが胸の内にしまっている事もあります。

まずは、なぜ連絡に応じないのかと言う事を相手に話してもらうという所から始める事が大切です。

3、デメリットを伝える

ある程度の話が出来るようであれば相続に参加しいない事に対してのデメリットを丁寧に伝える様にします。

例えば、被相続人に借金がある場合に相続放棄をする期間は、原則として自己のために相続が始まった事を知ってから3か月以内とされています。

この期間を過ぎてしまうと借金の支払いを行う事になる事などを伝えます。

この他にも被相続人の預金の解約や不動産の名義変更をする事が出来なくなる事等があります。

伝える場合は電話だと「しまった、言い忘れた」と言う事が往々にしてあるものです。

相続の状況を正確に伝えられるように手紙を出すことをお勧めします。

 

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