遺言作成のタイミング

1、作成するつもりだけど

 遺言をいずれ作成しようと思っているけど「まだ早いのではないか」とお考えの方もいると思います。

最近は減ってきましたがまだ「遺言書なんて縁起でもない」と考えている方もいるかもしれません。

まず遺言とは遺産分けについての希望を表す意思表示です。

遺言書があれば相続人は遺産分割協議をする必要がありません。

遺産分割でトラブルになる事もなく、遺産を作成者の希望通りに分けることが出来ます。

遺言書がないと法定相続人しか遺産分け出来ませんが、遺言書がある時は法定相続人以外にも遺産を残せます。

遺言書を作成することが相続人の方の負担を減らし、相続トラブルによる無用な遺恨を残さない事になるのです。

2、作成の時期

遺言は満15歳以上であれば未成年でも作成することが出来ます。

自筆証書遺言を(全文を自分で書く遺言)する場合は、未成年であっても親権者などが代わりに作成することはできません。

そして遺言作成には遺言能力が必要です。

遺言能力とは遺言をするときに自らが作成する遺言内容を理解し、その結果どの様な効力が生じるのか分かっていないと有効な遺言とならないという事です。

つまり作成者がかなりの高齢で遺言内容を理解できないというときは作成できないという事になります。

公正証書遺言をする場合は、公証人の方が作成者が本当に遺言を作りたいのかの意思確認を兼ねて作成前に一度本人と会ってから決めるという流れになるので早めに考えていた方がよいと思われます。

遺言のイメージとして死期が近づいてきたら作成しようと考えがちです。

しかしそれでは作成前に急病で倒れてしまったり、痴呆が進んでいて作成できる状態ではなくなっている事もあります。

遺言を作成するつもりであれば遅くても70歳ぐらいまでには考えていた方がいいのではないでしょうか。

定年退職を迎え第二の人生をスタートさせたのを機に作成を考える方もいますし、還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)と言う人生の節目で作成を考える方もいるようです。

40代50代の方はまだ早いと思う方もいるでしょうが、長生きできる保証はないのですから子供や家族のことを考えて検討してみることも大切です。

いつ作成するか迷ったら今がそのタイミングなのかもしれません。

遺言書は縁起の悪いものではなく、家族の事を考えるのなら作成しておくべきものです。

お墓を作った方は長生きすると言います。

遺言も同じです。

「遺言も作ったし家族のために出来ることはした。あとは自分が好きなことをして長生きするぞ」と考える為のお守りなのです。

 

 

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