銀行口座の凍結

1、銀行口座の凍結

 銀行口座の凍結とは、亡くなった人の名義の口座を銀行が死亡を知った時点で引き出しが出来ないように凍結する事です。

「なぜ凍結するの便利悪いんだけど」と思いますがこれには相続が関係してます。

故人の口座にある財産は相続財産であり遺産分割の対象です。

つまり法定相続人の共有財産という事になります。

仮に凍結をしないと一部の親族が現金を引き出してしまう可能性があります。

それにより銀行がクレームを受けることを避けたいという思惑もあるようです。

銀行に被相続人が亡くなったことを知らせないといつまでもお金をおろすことが出来るので、相続財産の使い込みを防ぐためにも一刻も早く知らせる必要があります。

凍結を解除するには原則として遺産分割を行い遺産分割協議書等の書類を銀行に提出する事です。

この手続きに数か月から半年はかかります。

中にはこのような事にあまり詳しくない行員の方が対応していると上司に聞いてから折り返しの連絡をする所もあります。

銀行によって必要書類が一部異なる事もあるので確認する方がいいと思います。

2、必要なお金がない

遺言書があるケースでは、その遺言と必要書類を提出することで凍結は解除されます。

遺言書は必要書類が少なくて済むことがありますが、自筆証書遺言だと受け付けないという金融機関もあるので残された方の負担を軽くする為にも公正証書遺言にしておく方がいいです。

また「もうすぐ亡くなりそうなので死亡する前におろしておこう」と言う人もいる様ですが。このような事を防ぐには預金通帳、キャッシュカード、印鑑を見つかりにくい安全な所に保管しておくしかないでしょう。

遺産分割協議が終了するまでにかなりの時間を費やすこともありますが、それまでに「葬儀費用や生活費が必要だからおろせないと困る」という事もあります。

どなたかが立て替えてくれればそれが一番いいのですが、それが出来ないのであれば銀行に死亡の連絡をする前に葬儀費用などをおろしてしまう方法もあります。

この場合当然ですが相続人全員の了承を取っておきます。

凍結された後で入院費用など多額の費用が必要になる事もあるでしょう。

この時は「払い出し」と言う手続きをすることで凍結後も引き出しをすることが出来ます。

ただし必要書類が多くかなり大変な手続きです。

被相続人の戸籍謄本または除籍謄本、法定相続人全員の戸籍謄本、法定相続人全員の印鑑証明書、法定相続人全員の同意を確認できる書類、被相続人の実印、銀行印、通帳、キャッシュカードなど、払い出しをする人の身分証明書などが必要となります。

 

 

 

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