今年は明治維新150年に当たる年と言う。山口県は維新発祥の地と言う事で記念のビールが発売されていた。
なぜビールなのか「飲みたいだけでは?」と思ったが、それはさておきやはり幕末の有名人と言えば坂本龍馬だろう。
「船中八策」の作成等数々の偉業を成し遂げているのは誰もが知る所だ。それと共にこの人物の行動力に驚かされる。
長州藩士久坂玄瑞に会うため萩に行っている。萩と言えば今でも車で下関から1時間半か2時間はかかる。
坂本龍馬のいた時代は船や馬車等はあっただろうが、ほとんど徒歩で行ったとすれば舗装もされていない道を何日もかけて歩いて行ったことになる。
参勤交代等で大名が江戸に行ったりする事はあっても、自分の意志で全国を旅した人は珍しいのではないか。
車や電車がない時代は自分が生まれた土地を出ずに一生を過ごす人が殆どだったと思う。
他にも越前福井藩主松平春嶽に会いに行ったり、京に行ったり、故郷の高知県土佐に戻ったりと、この様にバイタリティーのある人物がいてこそ時代が動くものなのだろう。
坂本龍馬は若くしてこの世を去るが、もし維新後も生きていたらどうなっていただろうか。
その様な事を考えながら明治維新記念150年を楽しむのもいいかもしれない。